腸の働き

便秘とは排泄の回数が少なかったり、長期間排泄がないことで、お腹の中内排泄物が溜まっている状態のことを指します。ただし、便通があっても苦痛に感じたり、残便感があるとそれは便秘の状態であると言えますし、逆に毎日便通がなくても数日ごとにあり、苦痛に感じなければ便秘ではないと言えます。多くの女性や高齢者が便秘に悩まされており、便秘によって腹痛や腹部の膨満感、食欲不振を感じたり、肌荒れや肩こりなど体の様々な部分に不調を感じることがあります。
毎日の食事で摂った食物は、体内の胃や小腸で消化され、必要な栄養素が吸収されてドロドロの液状で大腸へと送られます。水分は大腸の中で吸収されて固形となり、肛門へ送られますが、スムーズに排泄されないと大腸内に留まることになり、水分がどんどん吸収されて固く小さくなっていきます。
最初の状態で便意を感じて排泄することができれば良いのですが、大腸内に留まった便は排泄が困難になっていきます。
便意を感じるためには腸がぜん動運動を起こす必要がありますが、これらの動きは自律神経によって支配されています。
ぜん動運動とは腸がくびれて便を送る動作が肛門まで伝わることですが、これは食物が胃に入った時に始まります。胃から送られて食物が小腸、大腸と通って肛門の手前の直腸に入ると大腸へと指令が送られます。この指令を正常に受け取った場合、便意を感じることができるのですが、ストレスなどが原因で自律神経が正常に機能していない場合、腸のぜん動運動が起こらず、便秘になることがあります。